遺言書のすすめ

最近では元気に働くシニアがたくさんいるけれど、定年したからといって、人はすぐには死ねない。平均寿命は伸び伸びに続け、びっくりすることに、定年しても20年から30年、長い人でそれ以上、死ねない。生き続けなければならない。息をするだけでお金がかかるのに、引退してからも息をするために、お金を支払い続けないとならないのだ。

死ぬのが怖いといいながら、この世にどれだけの人が、死を意識して生きているのか。

皆、永遠に生きていけるかのような気持ちで毎日を暮らしている。明日くるかもしれない死。生き続けた先に訪れる死。いずれにしてもその準備が必要だ。それが、数少ない愛する人たちに対しての愛なのだ。愛は、形にしなければ意味がない。伝わらないのだ。だから、今すぐ散財をやめて、大切なものだけを残し、それ以外をすべて捨てよう。大切な人が途方にくれないよう、さぁ、遺言書を書こう。

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